サイタマ支部キャスト座談会 -前編- | SPECIAL

  • 2020.7.3
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TVアニメ『ド級編隊エグゼロス』
メインキャスト座談会 ー前編ー

アニメ『ド級編隊エグゼロス』いよいよ放送開始! サイタマ支部の5人に収録の思い出や意気込みを語って頂いた!! 読めばHネルギーが高まる、緊急座談会<前半戦>!!

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それではまず最初に『ド級編隊エグゼロス』初収録の際、特に印象に残っていることをお聞かせ下さい。
松岡
収録が始まる以前ですが、キャストがこのメンバーであることを聞いた時から「これはもう、いけるな!」と思っていました。
矢作
何がいけるんですか?(笑)
松岡
現場で何度もご一緒したうえ、それぞれの実力が揺るぎないから、家で役を練っている時も脳内で掛け合いができるんですよ。だったら、現場ではさらに素晴らしいものが生まれると約束されたようなもの。あとは自分が全開でぶつかればいい、と。

加隈
最初は緊張しましたが、話しやすい方が多い現場なのですぐにリラックスできましたね。特に1話は烈人が雲母を引っ張ってくれて、烈人から方向性を学びながら役を作ることができました。あとは……雲母が最初に思っていたのと違う部分もあったので、もっと雲母を知らないと、と。
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雲母のどのような部分が想定と違いましたか?
加隈
作品全体がギャグっぽくコミカルな感じなのかと思っていたんです。差がつくように雲母は出来るだけ波が出ないようにしていたんですが、収録の一番最初に神保監督と音響監督の土屋さんから「『エグゼロス』は真面目な作品です」と言われたんです。
矢作
一番最初にみんなの前で、すごい念押しされていましたよね。
松岡
そうそう、「エロもありますが、あくまで副次効果です!」みたいな感じで。
加隈
そのエロも原作とはまた見せ方が違っていて、私はキャラクターの心情を大事に描いているんだなと感じましたね。お芝居のアプローチももっと変えていこうと、色々と気づかされる初回でした。
矢作
1話は全編を使って松岡くんと加隈ちゃんが作品の方向性を示してくれて、私たちは後半にちょこっと出ただけですが……。
茅野
ヒーローは遅れてやってくるものです!(笑)
矢作
上手いこと言ってくれる(笑)。1話は2人が頑張って色んなことを試してくれたから、「私たちも来週から頑張らなければ!」と気合いをもらいました。松岡くんの必殺技の声の作り込み、本当にびっくりしましたよ。
松岡
叫び声だけで12パターンくらいは録っていたと思います(笑)。その時に説明を受けたのですが、まさか『エグゼロス』にあんな設定があったなんて…。

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「あんな設定」というのは?
松岡
エグゼロスのメンバーは自分の中にHネルギーを溜めて、それを一撃必殺の技として放出します。実はその際、放出と同時に気持ちよくなっちゃう設定だったんですよ。だから「食らえ! うぉぉぉ!!」といった叫びに対して、「もうちょっと気持ちよさの度合いを上げて」「少し気持ちよさを抑えてみようか」と、すごい細かいディレクションが入るんです(笑)。一体自分はどれだけ気持ちよくなるべきなのか、頭が混乱してきましたね。
加隈
必殺技を決めた後も、カッコいいシーンのはずなのに「ふぅ…」とか息が漏れていたりして(笑)。
松岡
だから我々は決してふざけてはいないんです! 本当に真面目に役に向き合いました。僕にとっても、こういった必殺技の表現は初めての経験でしたね。
矢作
あんな必殺技が、他にもあちこちの作品にあったら嫌だよね(笑)。
茅野
1話の収録の思い出は色々あるのですが、私が一番に決めていたのは「スタジオでは絶対に桑ちゃんの隣に座る!」ということでした。
桑原
そんな強い決意で隣にいらっしゃったなんて(笑)。
茅野
というのも、作中で舞姫は宙ちゃんと一緒にいることが多いので、だったら収録でも隣にいた方が絶対にいいと思って。既に右隣を松岡くんに取られていたから、「危ない危ない、埋まるところだった」って焦っていました(笑)。
松岡
声優あるあるで、1話で座った席がなぜか最後まで自分の定位置になってしまうんですよね。
茅野
なんでだろうねー? 舞姫役の私にとって、桑ちゃんの隣に座れなかったらテンションが下がっていたかも。なので、そこで自分の出来が左右されたと思います!
桑原
私の最初の収録の思い出は、やはり松岡さんと一緒ですね。このメンバーなら声を脳内再生できるから、収録もすんなりできて楽しかったです。あとはやはり松岡さんと加隈さんの戦闘シーンが衝撃的でした。あのお芝居を見てから「この作品は、感じるままに声を出そう!」と、頭で考えることをやめて腹をくくりました。

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では次に、担当キャラクターを演じる際に心掛けたことをお聞かせ下さい。
松岡
烈人というキャラクターを形作る上で、雲母という存在は絶対に外せない要因です。ずっと雲母が好きで、子供の頃に救えなかった後悔もあり……と、烈人の根底にあるのは彼女に対するまっすぐな気持ちです。もちろん誘惑が多くてモニョモニョすることもありますが……(笑)。でも、絶対に雲母を裏切らない人物でいたいと思いました。
加隈
雲母は『エグゼロス』の世界だと、結構「普通の人」なんですよね。周りがエグゼロスに染まっている分、視聴者目線というかツッコミ側というか。変な人が多いので、自分だけは普通であろうとしました。
茅野
私たち、変な人扱いされてる……?
矢作
一体、誰のことだ?
加隈
(笑)……なので、演じる際は等身大の女の子を意識しました。もっとも雲母もだんだん染まって崩れていきますが、ベースは大事にしたいですね。
矢作
百花で重要なポイントはノリです! みんなをエロいことに巻き込んでいくテンションですね。最初の頃は関西弁に苦労しましたが「細かいアクセントを気にするより、ノリを大事にして欲しい」とディレクションを頂き、勢いを出すようにしました。アドリブも積極的に入れて、「なぁ、舞姫!」とかいきなり茅野さんに振ったりして(笑)。
茅野
私と桑ちゃん、しょっちゅう巻き込まれています。でもそういう時、舞姫だと「はわわわ……」とか狼狽えつつ尺の調整ができるんですよね(笑)。
桑原
アドリブなのに、さり気ないテクニックが……!
茅野
舞姫は一言で言うなら「柔らかさ」を大事にしています。……いえ、下ネタじゃなくて(笑)、性格も含めた全体的な柔らかさです。さっき隈ちゃんに「変な人たち」と言われましたが、舞姫はそれなりに常識人ではないかと思っているのですが……。
加隈
舞姫は性格的には常識人ですが、人一倍感じやすいところがすごくて(笑)。
茅野
確かに。あるエピソードでは敏感になり過ぎて、風が吹くだけで「あっ……」となったりして(笑)。やっぱり変なのかなぁ……? あとは内に秘めたエロスもすごいので、メリハリはしっかり出そうと思いました。
桑原
宙ちゃんはクールな性格ですが、好きなものになると、とたんに熱くなるんですよね。原作を読んだ時から自分に似ていると思って、宙ちゃんのオタク気質をしっかり出したいと思いました。私、別の作品のオタクキャラでオーディションを受けた時、熱くなりすぎて「気持ち悪く見えるので、ちょっと抑えて下さい」と言われたことがあって(笑)。
矢作
それはそれで、どんなお芝居だったのか気になりますね……!
桑原
でも宙ちゃんだったら、自分のオタク気質を出しても大丈夫なのではと思って。実際、現場で「気持ち悪い」なんて言われることもなく、お芝居の幅が広がりました(笑)。なのでアニメで宙ちゃんが興奮している場面は、素の私がノッている場面でもあります。
●取材・執筆/中嶋竜(リアルコーヒーエンタテインメント)

★この後、アニメ版の見どころをキャスト陣が解説! 緊急対談<後半戦>に続く!!

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